こんにちは。パーソナルトレーナーの田中です。
いつもブログをお読みいただき、ありがとうございます。
よくある質問です。
・腕立て伏せがいつやってもキツいです。効果がないってことですか?
・スクワットがいつやってもキツいです。ラクにできる方法はありますか?
これらの質問にお答えします。
自重トレーニングがキツイ理由
腕立て伏せやスクワットは、自分の体重を負荷にする自重トレーニングです。
自重トレーニングは、自分の体重によってキツさが変わります。
・体重の重い人は負荷が強くなる⇒キツくなる
・体重の軽い人は負荷が弱くなる⇒ラクになる
また、トレーニングのキツさは自分の筋肉量によっても変わってきます。
・筋肉量の多い人は負荷に耐えられる⇒ラクになる
・筋肉量の少ない人は負荷に耐えられない⇒キツくなる
これらをまとめると、体重を落として筋肉量を増やすと自重トレーニングはラクになるのです。
でも実際のところ、筋肉を増やすと、その分体重も増えるんです。
逆に、ダイエットに成功して体重を落とすと、その分筋肉も減る。
結果的に、どちらに動いても自重トレーニングのキツさは変わらないんです。
自重トレーニングは効果なし?
最初の質問に答えます。
自重トレーニングをすると、筋肉量は増えます。
その分の体重が増えるので、トレーニングの負荷は増します。
なので、いつやってもキツいのは全く問題ありません。
自重トレーニングはラクにできる?
次の質問。
スクワットをすると、下半身の筋肉が付きます。
下半身に筋肉を付けつつ、上半身の重さ(筋肉や脂肪)を落とさば、理論上ラクになっていきます。
と言っても、お腹周りの脂肪を落とそうと食事制限をすると、脚の筋肉も落ちてしまいます。
逆に脚の筋肉のために栄養をたっぷり摂ってあげると、無駄な分はお腹周りに蓄積されます。
なので、いつやってもキツイのは全く問題ありません。
自重トレーニングはキツくて正解
今日は、当ジムで不人気なメニューである「腕立て伏せ」と「スクワット」について解説しました。
2kgとか5kgとかのダンベル運動よりも、50kgとか80kgとかの自重トレーニングの方がキツイのは当たり前です。
大きな筋肉を効率よく鍛えられるトレーニングなので、嫌がらずにやっていただけると幸いです。
なお、加圧トレーニングでは圧による負荷も存在します。
・強い圧をかけると負荷が増す⇒キツくなる
・弱い圧をかけると負荷が減る⇒ラクになる
いつまでたっても進歩がないと感じるのは、かける圧が少しずつ高くなっている可能性もございます。
・・・・・
最後に、自重トレーニングはラクにやろうとしてはダメだよって話をします。
「入会時はスクワット10回でフラフラしてたのに、1年間トレーニングを頑張ったら100回余裕でできるようになりました♪」
もし、この言葉に共感できるのでしたら、ちょっと待ってください。
フォームや速さが間違っている可能性大です。
ラクにやろうとするあまり、フォームが崩れたり、速さが適切でなかったりしています。
自重トレーニングはキツいのが正解なので、ラクだと感じたらトレーニング内容を見直した方がいいですよ。