東京都板橋区のパーソナルトレーナー、田中です。
毎日15名くらいに加圧トレーニングの指導をしつつ、ブログを書いております。
ミュー成増は、もうすぐオープンから7年になります。
「週1回・20分で運動不足を解消しよう♪」
をコンセプトに、多くのお客様に加圧トレーニングをやっていただきました。
そんな疑問もあるかと思います。
おかげさまで7年間、救急車を呼ぶような大きな事故は発生しておりません。
でも残念ながら、小さな事故は発生しております。
今回は、加圧トレーニング中に起こる事故を、予防策と共に解説いたします。
加圧トレーニング中の事故
加圧トレーニング中に気持ち悪くなること
当ジムで一番多い事故です。
なぜ、気持ち悪くなるのか?
血液検査なんかはできないので、私の推測です。
- 貧血(酸欠)
- 低血糖
この2つが原因じゃないかなと思っております。
気持ち悪くなる5つの原因と対策
加圧トレーニング中に気持ち悪くなる原因、ワースト5を発表します。
【5位】初めての加圧トレーニング(久しぶりの加圧トレーニング)
初めての体験時や久しぶりの加圧トレーニング時は、慣れてきている時よりも気持ち悪くなる可能性が高くなります。
加圧トレーニングには、向き不向きがございます。
特に初めての体験時には、体調を整えてからやりましょう。
- 体調が悪い時
- 睡眠不足の時
- 疲れている時
こんな時には、無理をしないでください。
仕事や病気等で、1ヶ月以上トレーニングの間隔があいてしまった時も注意が必要です。
久しぶりの時は、軽めにやりましょう。
【4位】空腹 or 満腹
お腹が空いている状態・お腹がいっぱいの状態での加圧トレーニングは、気持ち悪くなる可能性が高くなります。
当然、原因は違います。
空腹時には、血糖値が低くなります。
低血糖の状態で無理に運動をすると、気持ち悪くなります。
そのまま頑張りすぎると、最悪倒れてしまう可能性もあります。
- トレーニングまでの長時間、何も食べていない
- すごくお腹が空いている
こんな時には、軽く糖分を摂ってあげるといいですね。
逆に、満腹時も気持ち悪くなります。
加圧トレーニングをしている時は、加圧している部位(腕や脚)に血液が集中します。
満腹時には、消化器(胃や腸)にも血液が集中します。
結果、脳に血流が行かなくなり、酸素不足になります。
理想は、加圧トレーニングの2時間前までに食事を終えていてほしいですね。
どうしても食べるのが直前になってしまう場合には、軽めに召し上がってください。
【3位】寝不足/疲れ
寝不足の状態・疲れている状態での加圧トレーニングは、気持ち悪くなる可能性が高くなります。
加圧トレーニングの前日は、たっぷり睡眠をとりましょう。
また、加圧トレーニングの日は、あまり仕事で無理しすぎないようにしましょう。
そんなの無理だって?
睡眠時間や仕事量をコントロールするのが難しい人も、多いと思います。
疲れている場合には、トレーニングを軽めにするだけでOKです。
【2位】きつすぎるトレーニング
筋力アップでガンガン追い込むような加圧トレーニングは、気持ち悪くなる可能性が高くなります。
ムキムキ・マッチョになりたい人には、止めません。
でも、痩せたいとか健康のために運動をしたいとかならば、あまり加圧トレーニングで追い込む必要はありません。
追い込まないと運動をやった気がしない人&追い込むと気持ちが悪くなってしまう人は、追い込むトレーニングだけ加圧ベルトを外しましょう。
最終セットのみ外すだけでも、事故率は減ります。
【1位】トレーニング前の全力ダッシュ
心臓がバクバクした状態でのトレーニングは、気持ち悪くなる可能性がめちゃくちゃ高くなります。
当ジムで、気持ち悪くなる一番の原因はこれです。
加圧トレーニングに来るときは、走らずに歩いてください。
走って来たい人は、時間前に来ていただき5分くらい休憩してから加圧トレーニングを始めましょう。
予約の時間も、余裕をもった方がいいですね。
「行ける」と思った20分後の時間に予約を取るくらいでいいかもしれません。
ギリギリになってしまった場合には、最初は無理せず軽めのトレーニングをしましょう。
気持ち悪くなる確率
5つの気持ち悪くなる原因を紹介いたしました。
1つあてはまるからといって何も感じない人の方が多いので、神経質になる必要はありません。
でも、2つ・3つ重なると危険かもしれません。
急いで来ただけだと気持ち悪くはなりませんが、徹夜で仕事をしていた時にダッシュで来て気持ち悪くなるといった感じです。
当ジムで、このような事故が起こるのは2~3ヶ月に1回くらいです。
約150人の会員が月に4回トレーニングをするとして、月450回。
なので、1/1000(0.1%)くらいの確率で「気持ち悪くなる事件」が起こっております。
なお、このような事故が起こっても対処方法は身につけておりますので、ご心配なく。
事故があっても、みんな次の週には元気にトレーニングに来てくれております。
気持ち悪くなった時
加圧トレーニング中に「ちょっとおかしいな」と思ったら、すぐにトレーナーへ言ってください。
- クラっときた
- 目がギラギラ(チカチカ)した
- フラフラする
- 立っているのがつらい
- 気持ちが悪い
全部、身体からの危険信号です。
すぐに除圧をして、安静にしていれば問題ありません。
加圧トレーニングの保険
加圧トレーニングの正規認定施設では、万が一の事故に備えて「加圧トレーニングの保険」に入っております。
当ジムでは今まで一度もお世話になったことはありませんが、一応保険がきくことを覚えておいて損はありません。
たまに無資格で加圧トレーニングを指導している人がいますが、無保険状態かもしれませんのであまりオススメいたしません。
心配でしたら、
- 加圧トレーニングの資格認定証を見せてくれるトレーナー
- 加圧トレーニングの正規認定施設
こちらで加圧トレーニングを受ければ安心です。
こんにちは。加圧トレーニング正規認定施設「ミュー成増」の田中です。加圧トレーニングを知らない人に良く言われること。「加圧って血を止めて運動するんでしょ?大丈夫なの?」加圧トレーニング経験者はこの質問に答えられると思い[…]
加圧トレーニングの事故について
まとめです。
今回は、当ジムでよく起こる事故(気持ち悪くなる事件)をご紹介いたしました。
加圧トレーニングは怖いと思いましたか?
逆の考えをすると、加圧トレーニングで起こる事故は気持ち悪くなる程度なのです。
- 加圧トレーニングをすると、血管が切れる
- 加圧トレーニングをすると、血管が詰まる
- 加圧トレーニングをすると、血液がドロドロになる
たまに、ものすごい想像をされているお客様もいらっしゃいますが、やり方を間違わなければ、まずこれらのことは起こりません。
加圧トレーニングは、指導資格をもったトレーナーとマンツーマンで行います。
なので、ジムで1人でやるよりは、遥かに安全なトレーニング方法です。
運動は、身体の状態を非日常にします。
健康のために運動は必要なのですが、ある程度のリスクはあるのです。
できるだけ安全に運動をしたければ、専門家に見てもらうようにしましょう。
万が一、事故が起こっても、すぐに助けてくれる人がいるだけで安心感はありますよね。