こんにちは、ミュー成増の田中です。
ついに、当ジムにも「アベノマスク」が到着しました!
一世帯につき2枚だけではなく、1オフィスにも2枚配布されるんですね。
ありがたく使用させていただきます♪
マスクと言えば、中国で残念なニュースがございました。
体育の授業を高性能なマスクを着けて受けていた生徒の死亡事故。
1件だけじゃなく、数件発生しているみたいですね。
マスクをつけると感染症の予防に効果があることが分かりました。
と同時に、これからの季節、運動中にマスクをすることで熱中症のリスクは上がります。
今日は、運動をする際にマスクをするべきか否か考えてみました。
感染症か熱中症か?
今年流行っております感染症の時には、「命か経済か?」なんて議論になりました。
今回のテーマは、「感染症で命を落とすか、熱中症で命を落とすか?」です。
「命か命か?」って感じですね。
このようなテーマで話す時には、具体的な数字を見る必要があります。
感染症のリスク
今年流行の感染症は5月20日現在で16,251名が陽性・777名が命を落としております。
少しずつ増えておりますので、着地点としてザックリ20,000名の感染・1,000名の死亡としましょう。
運動中にマスクをすることで、このリスクを減らすことができます。
熱中症のリスク
2019年の夏、熱中症で救急搬送された数が71,317名・死亡者数が1,136名でした。
ただ、去年の夏って過ごしやすくなかったですか?
一昨年のデータも見てみましょう。
2018年は、救急搬送数95,137名・死者数1,581名でした。
運動中にマスクをすることで、このリスクが増えると考えられます。
どちらのリスクを取るべきか?
感染症と熱中症の死者数を見て、どちらのリスクを取るべきだと思いますか?
単純に数字で比較すると、熱中症の方が死亡リスクが高く出ております。
でも、どちらを取るかは考え方次第です。
感染症に関しても熱中症に関しても、リスクが高くなる要因が存在します。
それを上手く避けていけば、どちらのリスクも最小限にできますね。
ここまでで言いたかったのは、
「感染症予防を気にするあまり、熱中症予防をおろそかにしてはいけませんよ」ってことです。
マスクをしても良いケース、してはダメなケース
熱中症予防の重要性がお分かりいただけたと思いますので、運動中にマスクをするべきか否かケース別に考えてみます。
濃厚接触【感染症のリスク要因】
感染症のリスクは、濃厚接触者がいると上がります。
4月27日より濃厚接触の定義が以下のように変更になりました。
- 1メートル以内で、
- マスクをせずに、
- 15分以上おしゃべりした場合
これに当てはめれば、マスクをするべきかどうかが見えてきます。
<1人で運動をする場合>
特に濃厚接触となる人がいないのであれば、マスクをする必要はないでしょう。
<2人以上で運動をする場合>
他人とある程度の距離を取れる場合orおしゃべりしない場合には、濃厚接触とはならないので、マスクをする必要はないでしょう。
距離を取れない場合or近距離でお話する場合には、マスクをした方が良さそうです。
<1人が運動して1人が指導する場合>
パーソナルトレーニングのようなケースです。
この場合、指導する側がマスクをつける、運動する側がマスクをつけないでOKでしょう。
高温と高強度【熱中症のリスク要因】
熱中症のリスクは、気温や運動強度が上がると増します。
<温度>
当たり前ですが、高温多湿になるほど熱中症の危険が上がります。
ジムのような、エアコンが効いている涼しい空間ではマスクを着用してもいいかもしれません。
炎天下で運動する場合には、マスクを外す方が良さそうです。
<強度>
運動強度が増すほど、体温調整が難しくなります。
熱がこもりやすくなってしまいます。
低強度の運動では、マスクを着用してもいいかもしれません。
高強度の運動をする場合には、マスクを外す方が良さそうです。
マスク有無のトレーニング方法
ここまでの点を踏まえて、運動時にマスクをする場合としない場合の気を付ける点を考えます。
マスクをする場合
マスクをする場合には、熱中症に気を付ける必要があります。
- 高強度の運動は避ける。(高強度の運動のみマスクを外す)
- 高温での運動は避ける。(高温時にはマスクを外す)
- 涼しい場所で運動する。
マスクをしない場合
マスクをしない場合には、感染症に気を付ける必用があります。
- 人が密集する場所は避ける。(密集する際はマスクをする)
- なるべく話さない。(1メートル以内での会話はマスクをする)
マスクとは上手に付き合おう
マスクと運動のまとめです。
運動時のマスク着用で死亡事故が発生しているので、注意喚起のため記事にいたしました。
感染症予防に効果的なマスクですが、熱中症になってしまっては意味がありません。
これからの季節、マスクとは上手に付き合いましょう。