こんにちは。パーソナルトレーナーの田中です。
お客様からの質問。
スクワットの時、手の位置はどこがよいですか?
今日はこちらに回答します。
答え:腰より上ならどこでもOK
スクワットの時、手は腰より上ならどこでもOKです。
腰でも、肩でも、頭でも、お好きな位置でどうぞ。
絶対にダメな位置
逆に、絶対に触ってはいけない場所があります。
鍛えている「足」。
ツラくなってくると、ついつい足に体重を乗せちゃってないですか?
腕のトレーニングになってしまいますので、足(太ももの前部~ひざ)に触ってはいけません。
手の位置で負荷を調整
スクワット時に手は「足」を触らなければ大丈夫なのが分かったところで、どこに置くのがベストでしょうか?
実は、手の位置で強度が変わります。
一般的に手を上にするほど負荷が上がります。
よって、レベルによってベストな位置が変わります。
初心者=腰
初心者は、腰より上でなるべく下の位置→「腰」の少し上に手を当てればOKです。
脇腹を挟むのが一般的かと思います。
注意点は、しゃがんだ時に腰と足はとっても近いこと。
ツラくなってくると、腰から足に手を置きがちです。
腰から下にしないように!
▲この位置よりも下にしてはいけない▲
中級者=肩
スクワットに慣れてきたら、もっと上の位置にしましょう。
大体「肩」の高さです。
・両肩に手をクロスさせる
・肩の高さで手を組む
・肩の高さで手を伸ばす
このような感じ。
バーベルを持つときなんかも、必然的に肩の高さになります。
▲肩の位置でスクワット▲
上級者=頭
さらに負荷が欲しければ、手を「頭」の高さにしましょう。
・後頭部に手をあてる
・両腕を真上に伸ばす
こんな感じです。
ここでも注意点。
手を上にすると、フォームを崩しやすくなります。
確実にスクワットのフォームをマスターしている上級者にしかオススメできません。
手の位置よりも重要な事
スクワットの手の位置を解説しました。
基本的に足を触らなければどこでもOKです。
始めは「腰」、慣れてきたら「肩」の高さにしてください。
スクワットは一番重要なトレーニング種目であるにも関わらず、フォームが難しいのが難点です。
手の位置は、そこまで重要ではありませんので、
・足(ひざ)の向き
・しゃがみこむ深さ
・上半身の角度
をしっかりとマスターしてください。