こんにちは。パーソナルトレーナーの田中です。
ミュー成増へ8年間通われている60代・女性の会員様から嬉しいご報告をいただきました。
2ヶ月前は40%を超えていたから、10%以上減りました！！
「何をして体脂肪率を減らしたのか？」を解説し、この会員様から学んでほしい事を加えます。
きっかけは漢方
会員様が2ヶ月前から始めたのは、漢方薬のダイエットです。
やり方はシンプルで、昼食の代わりに漢方薬を飲むだけ。
（本当は夕食の代わりに飲むのが正しいやり方みたいですが、ダダをこねて昼食にしてもらったみたいです・・・）
その結果、毎週のように「先週よりも1kg痩せた！」「体脂肪率が2%減った！」とご報告を受けるようになりました。
で、2ヶ月経った今、体重3kg減・体脂肪率12%減という成績を残しているのです。
痩せた原因
ここまでの話を聞いて、会員様が痩せた原因はどれだと思いますか？
A. 8年間、加圧トレーニングを続けているから
B. 痩せる効果のある漢方薬を飲んでいるから
C. 昼食を抜いているから
まぁ、Aと答える人はいないでしょう。
約8年間痩せなかったわけですし・・・
Bと答えた人。
間違いではありませんが、主原因ではないと思われます。
そんな魔法の薬があるなら、肥満で悩む人がいなくなるので。
ってことで、Cが正解。
単に、昼食を抜いて摂取カロリーが減ったことです。
60代・女性で、膝を床に付けない腕立て伏せを30回やってしまう筋力の持ち主。
もともと消費カロリーは高かったと思います。
摂取カロリーが消費カロリーを下回ったため、2ヶ月間で好成績を残せたのだと推測します。
痩せなかった原因
ちょっと時を戻して、漢方薬を始める前の話をします。
会員様は、「痩せない！痩せない！」を常に文句を言ってました。
その度に、
食べ過ぎが原因だから、
・食べた物、飲んだ物を全て書いて来週見せてください
・食べた物、飲んだ物を全てスマホで撮って見せてください
と宿題を出してましたが、一度もやってきません。
「前より食べる量は減ってるから、絶対に食べ過ぎが原因じゃない！」
と一点張りで、こちらのアドバイスを聞いてくれません。
漢方医の初回カウンセリング
2ヶ月前、漢方医の初回カウンセリング時にも同じことを言われたみたいです。
「肥満の原因は、食べ過ぎです。」
お医者さんに言われたことなので、仕方なく受け入れたそうです。
先生に言われた通り、昼食を漢方に置き換えて現在に至ります。
肥満の原因は、ほぼ100%食べ過ぎ
食べる量を減らして痩せてしまったから、会員様も私の言ってたことを認めてくれました。
そう、肥満の原因はほぼ間違いなく「食べ過ぎ」です。
どのくらいの量だと食べ過ぎになるのかは、人によります。
ただ、今太っている人は、間違いなく食べ過ぎです。
・20代の頃の半分しか食べてない？
・間食をしなくなった？
・1日1食しか食べてない？
そんなの全く関係ありません。
太っているのなら、あなたにとって食べ過ぎなのです。
運動の効果
ここまでお読みいただき、「痩せるために運動は関係ないんだね！」と思ったあなた。
大正解。
体重を減らすためには、運動は関係ありません。
では、「ダイエットで運動をしなくてもいいんだね！」と思ったあなた。
残念・・・
2ヶ月間で会員様に起こった変化をまとめると。
体重：52kg→49kg（3kg減）
体脂肪率：40%→28%（12%減）
ダイエット開始前は52kgの40%なので、体脂肪量が20.8kgです。
現在、49kgの28%なので、体脂肪量が13.72kg。
体脂肪量だけで見ると、7kgも落としています。
これが運動の効果です。
体重が3kgしか落ちてないのに、体脂肪が7kgも落ちる。
食事制限だけでは絶対にできないことです。
この会員様、加圧トレーニングは8年間ほぼ皆勤賞。
週1回はカーブスでサーキットトレーニングをして、加圧の後はヨガに通われていて、それなりに運動していることは付け加えておきます。
（ちなみに仕事はデスクワーク、通勤時間はほぼ0の社長さんです。）
そんなに食べてないんだけどな・・・
8年間加圧トレーニングに通われている方が、2ヶ月間で痩せたお話をしました。
この会員様から一番学んでほしいこと。
「そんなに食べてないのに、太ってしまう・・・」
と嘆くのはやめましょう。
「食べてないのに」太ってしまうのではありません。
「食べているから」太ってしまうのです。
この現実を受け止められないと、会員様と同じようにいつまで経っても痩せられませんよ。