こんにちは。パーソナルトレーナーの田中です。
5年以上通われているお客様から言われたこと。
こんなニュースを見ると、ここ(ミュー成増)で良かったと思います。
以前ブログに書いたお金とか契約面でのトラブルかなと思いきや、今増えているのは健康面でのトラブルみたいです。
検索してみたところ・・・
ありました。この記事ですね。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b6be41c65d9b7e4c177a55746d07cd74a559cd3b
このような健康被害が増える原因とその対策を考えてみます。
No Pain, No Gainの履き違え
パーソナルジムでトラブルが増えている原因を一言で表すと、
No pain, no gainの間違った認識です。
日本語に訳すと、「努力なくして成功なし」と言った意味なのですが、
多くの人が、そのまま「痛みなくして得るものなし」と思っているのがトラブルの原因です。
トレーナー
今回のニュースにあったのは、トレーナーが間違った認識を持っているケースです。
トレーニングの基礎を学ぶときに、まずは原理原則を教わります。
その中の2つに、
・過負荷の原理
・漸進性の原則
があります。
漢字が多くて難しいので簡単に説明すると、どちらも「トレーニングはしっかり追い込みましょう」と言う意味です。
それらを鵜吞みにして、ダイエットジムでも同じトレーニング指導をしてしまうトレーナーが増えているのかもしれません。
確かに負荷をかけた方が効果は上がります。
でも、事故率もアップしてしまいます。
メリットばかりに目が行ってしまい、デメリットを軽視してしまっているのです。
当然、トラブルも増えますよね。
お客様
記事にはありませんでしたが、No pain, no gainを間違えて解釈されているお客様も多いのが事実です。
分かりやすい例が、当ジムの口コミにあります。
とても丁寧にトレーニングして頂きましたが、加圧トレーニングをしたという感覚は全く感じられなかった。
次の日も悲しいくらいに筋肉痛も一切なく…
効果が感じられないと続けていくのは少し不安だなぁーと感じています。
期待しすぎたのかなと反省しています。
筋肉痛=painがなければ、効果=gainがない。
このように認識されています。
当ジムは安全第一なので、このように言われたところで大幅なトレーニングの方針を転換することはございません。
でも、若いトレーナーさんがお客様からこのように言われたらどうでしょう?
きっと、次回はめちゃくちゃ筋肉痛が出るメニューにすると思うんです。
その結果、どうなるのかはご想像にお任せします。
トラブル回避法
パーソナルジムで健康被害が増えている原因が分かったところで、トラブルの回避する方法を解説します。
短期間の効果を捨てる
トラブル回避に一番なのは、短期間で目に見える効果を諦めることです。
すぐに効果が出るとお客様は嬉しいと感じるのと同じくらい、トレーナーも達成感があります。
なので、短期間で効果を出してあげたくなっちゃうんですよ。
これが落とし穴。
順調に効果が出ている時は良いのですが、停滞してくると運動面でも食事面でも無理な指導になる可能性があります。
運動は続けていれば必ず効果が出ます。
「長期的に効果が出ればいいかな~」くらいの気持ちでトレーニングをすれば、厳しい食事制限なんかもする必要がありません。
トレーナーとコミュニケーションを取る
・ちょっとした痛み
・ちょっとした不快感
・ちょっとした不調
これらのことを、トレーナーに伝えてますか?
お客様にとって大したことがない情報でも、トレーナーには重要だったりもします。
・腕立て伏せをしていると手首が痛いです
・今日は仕事中ずっと腰に違和感がありました
・3日連続で足をつりました
このような小さなことを我慢していると、後に大きなトラブルとなる可能性があります。
気になることは、すぐにトレーナーに伝えましょう。
コミュニケーションが取れないトレーナーは変える
不快感をトレーナーに伝えても、何も対応してもらえないケースもございます。
・トレーナーの知識or経験不足
・聞く気がない
このどちらかだと思いますので、トレーナーを変えましょう。
トレーナーが一人で運営しているようなジムなら、ジムを変えましょう。
・言いにくい?
・入会金がもったいない?
その気持ちはよく分かりますが、後々トラブルへ発展する可能性がございます。
気軽に話せて的確なアドバイスをもらえるトレーナーに指導してもらいましょう。
パーソナルジムのトラブル
パーソナルトレーニングジムで健康被害が増えているニュースを受け、原因と対策を考えてみました。
トラブルの原因は、No pain, no gainの履き違えです。
・無理な運動や食事制限を避ける
・トレーナーとコミュニケーションを取る
この2点を心がけるだけで、トラブルは激減します。
ちなみに、
・全く運動をしていない人
・普段から定期的に運動をしている人
この2人が新たにパーソナルトレーニングを始める場合、健康被害が出る確率が高いのはどちらだと思いますか?
こちらは意外な結果があります。
次回のブログにて。