こんにちは、ミュー成増の田中です。
前回、感染症と熱中症のリスクという観点から、「運動中にマスクをするべきか?」を考えてみました。
実は、感染症も熱中症も防げる「とっておきの方法」がございます。
運動をしない。
こうすれば、ジムに行って感染症をうつされることも、外で走って熱中症になることも防げます。
でも、これはこれで別のリスクがあります。
運動をしないリスク。
今日は、運動しないとどうなるのかを考えてみました。
普段から運動不足の方は、ぜひお読みください。
運動をしないとこうなる
この2ヶ月間、緊急事態宣言で全国民が強制的に運動不足にさせられました。
その結果、今どのようなことが起こっているでしょうか?
- 体重・体脂肪が増える
- 筋肉が落ちる
- 肩こり・腰痛が悪化する
- 仕事の能率が下がる
- ストレスがたまる
順番に見てみましょう。
体重・体脂肪が増える
運動不足により消費カロリーが減っているにもかかわらず、食事の摂取カロリーが十分に減らせていないとなる状態です。
余ったカロリーは体脂肪となり、身体に蓄積されます。
動脈硬化や高血圧等の生活習慣病になるリスクが上がります。
筋肉が落ちる
ただ歩くだけでも、足の大きな筋肉を使います。
筋肉は使うと強くなり、使わないと弱くなります。
家⇔学校、家⇔職場の移動がなくなった数ヶ月間で、かなりの筋肉が失われています。
代謝が落ちて脂肪が燃えにくくなるだけではなく、高齢者は日常生活を送るのさえ困難になる可能性もございます。
肩こり・腰痛が悪化する
筋肉は省エネ設計なので、日常で動かしている範囲でしか動かなくなります。
自粛生活で肩回りの筋肉を動かさないと、固まってきます。
固まると当然、血流も悪くなります。
その結果、肩こりが悪化します。
これが腰回りで起こると腰痛の原因になります。
仕事の能率が下がる
リモートワークで仕事がはかどらないのは、環境のせいだけではないかもしれません。
身体を動かさないと血流が悪くなります。
そうなると、脳への酸素供給も無意識に減ってしまいます。
頭が働かない状態になります。
ストレスがたまる
普段は適度に発散されているエネルギーも、引きこもり生活になるとたまってしまいます。
消費しきれないエネルギーが間違った方向へ使われると、大変なことに。
家族に向けば虐待やDVの原因、自分に向けばうつ病の原因となります。
それでも運動を避けますか?
世の中が特定のリスクに過敏になっているので、「運動をしないリスク」を考えてみました。
- まだ感染症が怖いからと言って運動を避けていると、運動しないリスクが増します。
- 外は熱中症が怖いからと言って運動を避けていると、運動しないリスクが増します。
結局、どれかのリスク避けると、別のリスクが増してしまいます。
上手くリスク管理をしましょう。
運動は、健康のためなら別にガッツリやる必要はないのです。
少し運動をするだけで、運動不足からくるリスクは回避できます。
今日からできる範囲で運動を取り入れましょう。
※ この2ヶ月間テレビを見ていると「怖い怖い」しかやってないので、「運動をしないとこんなに怖いんだよ」って感じでご紹介しました。来月からは「運動をするとこんなに良いことがあるんだよ」って感じに戻しますので、怖がらないでくださいね。